
YKTさんのジャーニー
YKTさんのプロフィール
患者との関係性 本人
病気発症時のご年齢 20代
性別 男性
居住地区 東京都
病名 潰瘍性大腸炎
診療科 消化器内科
治療箇所/部位 大腸
初期症状 突然、下痢が続くようになり、さらに便に血が混じるようになりました
- 2017年8月
- 初期症状
- 診察のきっかけ
- 検査
- 病気判明
- 2017年12月~
2018年1月- 選択肢
- 方針決定
- 2018年1月~
2月- 治療前の準備
- 治療中の出来事
- 治療等の感想
- 治療後の経過
- 治療後の結果
- 2024年9月
- 感想
- 伝えたいこと
YKTさんの体験談
病気の診断
初期症状が現れた時期:2017年8月病気判明の時期:2017年11月
初期症状
最初に異変を感じたのは、2017年8月頃のことです。突然、下痢が続くようになり、さらに便に血が混じるようになりました。当初は一時的なものかと思い、特に気にせず過ごしていましたが、次第に症状が悪化し、日常生活にも支障をきたすようになりました。
診察のきっかけ
何ヶ月も経っても血便が止まらず、さすがに不安を感じ、ようやく病院を訪れました。診察を受けるのに少し抵抗がありましたが、このままではいけないという思いが勝り、診察を決意しました。
検査
最初に診察を受けた医師からは、痔だろうと言われました。1しかし、症状が改善しなかったため、大腸検査を受けることになりました。その結果、大学病院で潰瘍性大腸炎という診断が下されました。その瞬間、自分が抱えていた不安が的確に言い当てられた気がして、逆にほっとしたのを覚えています。
病気判明
診断が下されたとき、正直なところ、ようやく本当のことがわかったという安心感がありました。何が起こっているのか不明なまま過ごすのは非常に辛かったので、この診断により、ようやく前に進めると感じました。
治療方針の検討
検討時期:2017年12月〜2018年1月
選択肢
診断が下された後、医師からは完治させる方法2はないとの説明があり、対処療法として飲み薬での治療と絶食治療の2つが提示されました。どちらもリスクが伴うものでしたが、今後の生活を考えると早急に治療に取り組む必要がありました。
方針決定
症状はすでに仕事に支障をきたすレベルまで悪化しており、これ以上悪化させるわけにはいかないと判断しました。すぐに入院して治療に専念することを決断しました。悩む暇もないほど、早急な対応が求められていたのです。
治療のプロセス・結果 絶食療法
治療の時期:2018年1月〜年2月
治療前の準備
治療に向けた準備は、比較的少なかったのですが、仕事を休む手続きや、家族への説明など、精神的な面での負担が大きかったです。
治療中の出来事
最初の治療は絶食療法でした。食事を一切取らず、点滴で栄養を補給するというものでした。精神的負担3が大きく耐えることが求められました。
治療等の感想
つらかったこと:
点滴で栄養補給ができているはずなのに、空腹感が強く、常に食べ物のことが頭から離れませんでした。この状況に耐えるのは非常に辛く、しかしこれが治療の一環であることを理解し、何とか乗り越えました。
よかったこと:
入院したことで、規則正しい生活を送るようになり、結果として精神的にも安定しました。それまでの生活がいかに不規則であったかを痛感させられる機会でもありました。
治療等の経過
最初の治療後は特に大きな問題はなく、症状も落ち着きました。再発の恐れは常にありますが、今後も規則正しい生活を続けていくことが大切だと感じています。
感想と伝えたいこと
感想
この病気と向き合う中で、家族の支援がなければとても乗り越えることはできなかったと強く感じています。また、症状が進行するにつれて外出が難しくなり、社会生活から切り離される恐怖を感じることもありました。その度に、焦りや不安が募りましたが、家族の支えがあったからこそ、冷静に対処できたのだと思います。
伝えたいこと
病気になると仕事を失ったり、生活が一変したりしますが、それが逆に良い方向に変わるきっかけになることもあります。焦らず、のんびり治療に取り組んでください。
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- 【注釈】肛門の痛み(痔の痛み)の記載がありませんが、それだけ長期間続いた血便ですから主治医は大腸がんなどを考えたはずです。ですが、患者に不安を持たせるのを避けるために、痔という単語を出したと思います。 ↩︎
- 【注釈】1割の人は最初の発作に引き続き重症になりますが、1割の人は1回の発作だけで完全に回復します。その他の人は、残念ながら、長期にわたる治療が必要です。ちなみに、平均寿命は一般の人と変わりませんから安心してください。 ↩︎
- 【注釈】この病気の原因は不明ですが、ストレスは、腸内環境の悪化や免疫力の低下につながるため、リスク因子の一つと考えられています。治療の一つに絶食療法がありますが、絶食という行為が大きなストレスになる人も少なくありません。 ↩︎
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