全身性エリテマトーデスの体験談【yumiさん】

【BC031】
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yumiさんのジャーニー

yumiさんのプロフィール
患者との関係性   本人
病気発症時のご年齢 20代1
性別        女性
居住地区      大分県

病名        SLE(全身性エリテマトーデス)2
診療科       膠原病内科
治療箇所/部位   全身
初期症状      両手足の関節痛、体のしんどさ(全身倦怠感)

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yumiさんの体験談

病気の診断

初期症状が現れた時期:1995年9月 病気判明の時期:1995年10月

初期症状

1995年9月頃より両手足の関節痛を自覚しました。病院に看護師として勤務し4年目の時で夜勤も行っており、体がしんどいのは普通のことと思い気にしていませんでした。後から考えると体のしんどさ(全身倦怠感)3もすでに症状として出ていたのかもしれません。  

診察のきっかけ

高校3年の時、看護学校受験時の健康診断にて血液検査で異常を指摘され、病院で精査してSLEの疑いがあることが判明していました。 (保健所では「梅毒です」とだけ指摘され、病院受診し検査したところ、梅毒は生物学的偽陽性、 血沈の亢進、補体価の上昇、C4の低下等、SLEの所見が見られることが判明しました) 

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関連する体験談

  1. 【注釈】全ての年齢で発症しますが、とくに20~30歳代の発症が多くなっており、妊娠可能な年齢の女性に発症しやすい病気と考えられています。また、発症する人の男女比は1:9であり、圧倒的に女性が多い病気です。 ↩︎
  2. 【注釈】全身の様々な場所、臓器に、多彩な症状を引き起こす病気です。 ↩︎
  3. 【注釈】初期症状としては、倦怠感、関節の痛みや腫れ、発疹、尿の異常、息切れなどの症状が多いようです。 ↩︎
  4. 1【注釈】蝶形紅斑と呼ばれる症状で、両頬から鼻にできる赤い発疹で、赤くなっている領域が蝶の形をしていることからこのように呼ばれ、全身性エリテマトーデスに現れる特徴的な発疹のひとつとされています。[/ef ↩︎
  5. 【注釈】SLEでは必発と見なされる抗核抗体と呼ばれる物質が増加します。ただし、抗核抗体があれば必ずSLEであるとは言えません。また、血球の成分である赤血球、白血球(とくにリンパ球)、血小板の数が減少する傾向があります。
    抗核抗体:私たちの体に細菌やウイルスなどの外敵が侵入してくるのを防いでくれるシステムを免疫といいます。その免疫が下がると、私たちは感染しやすくなります。そのような、本来は私たちの味方である免疫が、なんと、私たち自身を攻撃してくるという厄介な病気があります。このような病気のことを、自己免疫疾患といい、強皮症もこの範疇に入ります。自己免疫疾患の存在を示す検査の一つが、抗核抗体検査です。 ↩︎
  6. 【注釈】ステロイドを最初は大量に投与し、通常は1~2週間程度で徐々に投与量を減らしていく治療法で、ステロイド漸減(ぜんげん)投与といいます。 ↩︎
  7. 【注釈】満月様顔貌と翻訳される医学用語ですが、顔が満月のように丸くなってしまう状態です。 ↩︎
  8. 【注釈】全身性エリテマトーデス(SLE)の患者さんで起こりやすい合併症には、感染症、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管イベント、ステロイド性骨粗鬆症、眼の病気などがあります。 ↩︎

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