急性上部消化管せん孔の体験談【きらくさん】

【BC008】
  • 当サイトは、個人の貴重な経験を発信・共有することを目的としています。最新の医学情報・治療方法などの情報を提供するものではありません。病状や経過、治療への向き合い方などはそれぞれ異なりますので、必ずご自身の主治医と相談してください。
  • 体験談は医師によるチェックを行っており、明らかな間違いや誤解を招くような表現はないようにしていますが、なるべく発信者の生の声をお届けするために訂正は最小限にとどめています。

きらくさんのジャーニー

きらくさんのプロフィール
患者との関係性   本人
病気発症時のご年齢 30代
性別        女性

病名        急性上部消化管せん孔
診療科       外科
治療箇所/部位   十二指腸
初期症状      胃もたれはいつもしていて、逆流性食道炎によくなっていた

きらくさんのジャーニー

きらくさんの体験談

病気の診断

初期症状が現れた時期:2006年1月 病気判明の時期:2005年12月

初期症状

12月にお腹が痛くなって、温めると痛みが治るのでカイロをお腹に張っていた。 
胃もたれはいつもしていて、逆流性食道炎によくなっていました4

診察のきっかけ

お腹の痛みが耐えられなくて、立っていられなくて痛みがひどく汗も出てきて、耐えられなくなったから 

[cs_loggedin]

病気判明

後少し遅ければ、取り返しがつかなくなっていた、我慢するのも程度があると言われ、たまたま、専門の先生がいて、緊急手術5と言われた。 

治療方針の検討

検討時期:2006年1月

選択肢

とにかく、緊急手術をする。 

方針決定

時間がなく、その時は痛みがあり、何が何だか説明も聞けていない。 
→手術をし、経過を見る 

治療のプロセス・結果 腹腔鏡手術

治療の時期:2006年1月

治療前の準備

緊急の為なし.

治療中の出来事

もっと早くに受診するべきだった。 
→温めて気を紛らわし痛みが和らいだのが返って悪化させた事を悔やむ 

治療等の感想

たまたま、専門の先生がいたおかげで緊急にも関わらず、手術6を受ける事が出来た。 
→術後直ぐに歩きなさいと言われたのはびっくり 

治療等の経過

経過は順調でした。2週間で退院。しかし生活習慣が、変わらなくて、この後に貧血が続き術後、3ヶ月以内に入院を2回もする。 
術後も、雨や天候により腹腔鏡手術の後や手術箇所に、痛みが出る事がある。 

伝えたいことと感想

伝えたいこと

痛みが出たら、我慢せず受診をお勧めします。過度な我慢は命とり。 

感想

どんなに手術をして、その箇所を治してもらっても、生活習慣を改善しないと、又同じ事が繰り返されます。私の場合は、自営業で15時間を超える仕事をしていたため、生活が不規則でした。又休みもなく、子育てと仕事とストレスがかなりのしかかっていました。 
家事を分担したり、休みをとり助けてが言える環境にする事が大切だと思いました。 
→仕事も大切ですが健康の方がもっと大切だと今なら思います。 

[/cs_loggedin]



Footnotes

  1. 【注釈】逆流性食道炎の診断は、薬で症状が治ればそれだけでも診断の根拠になりますが、胃カメラ検査を受けると明確に食道の壁の状況証拠画像も残せます。逆流性食道炎と診断されたのでしたら、そこから食道がんにつながる心配もしてほしいと思います。ですが、逆流性食道炎がひどくなっても上部消化管(胃・十二指腸)の穿孔は生じません。胃・十二指腸潰瘍があり、それが穿孔につながつたのでしょう。もし、胃カメラ検査を定期的に受けておられたら、もっと早く予防できたでしょう。
  2. 【注釈】時間を置かずに腹膜炎が起きる、と予測されたのです。
  3. 【注釈】十二指腸の穴が開いたところを閉じる、穿孔部閉鎖術が腹腔鏡下で行われたのですが、危ないところであったと推測できます。手術のタイミングが遅れていたら、腹膜炎をおこしていたでしょう。腹膜炎は死亡率の高い病気です。
  4. 【注釈】逆流性食道炎の診断は、薬で症状が治ればそれだけでも診断の根拠になりますが、胃カメラ検査を受けると明確に食道の壁の状況証拠画像も残せます。逆流性食道炎と診断されたのでしたら、そこから食道がんにつながる心配もしてほしいと思います。ですが、逆流性食道炎がひどくなっても上部消化管(胃・十二指腸)の穿孔は生じません。胃・十二指腸潰瘍があり、それが穿孔につながつたのでしょう。もし、胃カメラ検査を定期的に受けておられたら、もっと早く予防できたでしょう。
  5. 【注釈】時間を置かずに腹膜炎が起きる、と予測されたのです。
  6. 【注釈】十二指腸の穴が開いたところを閉じる、穿孔部閉鎖術が腹腔鏡下で行われたのですが、危ないところであったと推測できます。手術のタイミングが遅れていたら、腹膜炎をおこしていたでしょう。腹膜炎は死亡率の高い病気です。

コメント