
しげさんのジャーニー
しげさんのプロフィール
患者との関係性 本人
病気発症時のご年齢 20代
性別 男性
居住地区 東京都
病名 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)
診療科 脳神経外科(初診は整形外科・ペインクリニック)
治療箇所/部位 脳・脊髄
しげさんのジャーニー
- 2005年4月
- 初期症状
- 診察のきっかけ
- 病気判明
- 2005年12月
- 選択肢
- 方針決定
- 2005年12月~2018年9月
- 治療前の準備
- 治療中の出来事
- 治療の感想
- 治療後の経過
- 2024年6月
- 感想
- 伝えたいこと
しげさんの体験談
病気の診断
初期症状が現れた時期:2005年4月 病気判明の時期:2005年12月
初期症状
2005 年 4 月下旬、ゴールデンウィーク直前に首・肩・背部にかつて経験のない鋭い痛みが突然出現いたしました1。痛みは一日の中で強弱を繰り返しましたが持続的で、市販鎮痛薬を服用してもほとんど効果が得られず、連休中は横になる以外の選択肢がないほど生活動作が制限されました。
診察のきっかけ
連休明けも痛みが改善せず欠勤が続いたため、まずは整形外科を受診しました。レントゲン画像上異常が見当たらず湿布のみで経過観察となりましたが症状が続いたため、家族の勧めでペインクリニックへ転院。それでも原因不明のままであったため、患者会を通じ脳脊髄液減少症を扱う脳神経外科専門医に紹介状をいただきました。
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- 【注釈】頭痛、首の痛み、めまいで発症します。慢性化すると、微熱、集中力や記憶力、思考力の低下、睡眠障害、視力の低下、聴力の低下、耳鳴り、顔や喉の違和感、首・背中・腰の痛み、動悸、息切れ、腹痛、下痢、便秘など様々な症状が出ます。
これらの症状は天候や気圧など環境の影響を受けやすく、調子がよいときは特に症状が現れないこともあります。また、症状がある場合でも水分を取ることや安静を心がけることで症状が和らぐ可能性があります。 ↩︎ - 【注釈】確定診断には造影MRI検査、脊椎MRI、ミエログラフィーなどの画像検査が行われます。造影MRI検査:造影剤を静注すると脳脊髄液に混じってしみ出してきます。その造影剤の流れを観察すると水漏れがある場所が突き止められるのです。あなたが受けた検査は、完璧な診断過程です。 ↩︎
- 【注釈】ブラッドパッチ、保存的治療、硬膜外腔生理食塩水注入、という3つの治療法があります。
ブラッドパッチ(硬膜外自家血注入):脳脊髄液が漏れ出ている部分に自身の静脈血を注入し、血液が固まるはたらきを生かして漏出を塞ぐ治療方法で保険適用されています。
保存的治療:安静、点滴による水分補給、経口の水分摂取(できれば経口補水液)。自覚症状に応じて、鎮痛薬などの薬物療法。
硬膜外腔生理食塩水注入:脳脊髄液が減少した硬膜内に生理食塩水を注入して、減少した脳脊髄液を補います。 ↩︎ - 【注釈】漏れが止められれば完治できますが、それがなかなかに難しいのです。検査の過程を見ても、超一流の医療水準の病院であることがうかがわれます。 ↩︎
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