
きいろさんのジャーニー
きいろさんのプロフィール
患者との関係性 本人
病気発症時のご年齢 40代
性別 女性1
居住地区 静岡県
病名 IgG4関連疾患2
診療科 総合内科
治療箇所/部位 全身
きいろさんのジャーニー
- 2018年12月
- 初期症状
- 診察のきっかけ
- 病気判明
- 2019年10月~
現在- 選択肢
- 方針決定
- 2019年10月~
現在- 治療前の準備
- 治療中の出来事
- 治療の感想
- 治療後の経過
- 2025年5月
- 感想
- 伝えたいこと
きいろさんの体験談
病気の診断
初期症状が現れた時期:2018年12月 病気判明の時期:2019年10月
初期症状
風邪をひいたのをきっかけに 顎の左下にグリグリ3するものが出来たが風邪でリンパ腺が腫れたのかと思っていた。
同じころ 瞼の腫れ?たるみ4が気になり 老化現象かと思いアイクリームを塗って一生懸命マッサージしてました
顎下のグリグリは日に日に大きくなり診察してもらったときは 卵大くらいになってました
診察のきっかけ
同僚からまた夜 泣いたの?目開いてないよと毎日のように言われ 瞼もグリグリするものが出来ていた。 顎下のグリグリも大きくなりつつもあり 反対側の顎下右側の奥にも出来ているよう。痛みはまったくないが 嘔吐が毎日続いていた(食欲はあったので 食べては吐く状態)◆5
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- 【注釈】IgG4 関連疾患は50-60歳に多く、男女比は2~3:1です。そして、この方の病気であるミクリッツ病に関しては、発症年齢は40代から60代が多く、男女比は1:3と女性に多く、難病に指定されています。 ↩︎
- 【注釈】新しい概念でまだよく知られていません。全身の様々な臓器が腫れ、結節(グリグリ)ができる原因不明の病気です。腫れる臓器としては膵臓、胆管、涙腺・唾液腺、中枢神経系、甲状腺、肺、肝臓、消化管、腎臓、前立腺、後腹膜、動脈、リンパ節、皮膚、乳腺などが知られています、と聞くと、どこは大丈夫なのですかと質問したくなるくらいに全身が侵される可能性があります。膠原病に分類されます。
この方の病気であるミクリッツ病(涙腺唾液腺炎)とか自己免疫性膵炎とかが典型的と言われています。 ↩︎ - 【注釈】顎左下の結節(グリグリ)は顎下腺と呼ばれる唾液腺です。 ↩︎
- 【注釈】涙腺の結節でしょう。 ↩︎
- 【注釈】どこが病巣になるかで全く症状は異なるものですが、次のような症状がよく見られるとされています。閉塞性黄疸、上腹部不快感、食欲不振、涙腺腫脹、唾液腺腫脹、水腎症、喘息様症状(咳そう、喘鳴など)、糖尿病に伴う口乾などです。 ↩︎
- 【注釈】血液検査ではIgG4と呼ばれる抗体の値が高く出ます(135mg/dL以上)。 ↩︎
- 【注釈】ミクリッツ病とは、涙腺や唾液腺が腫れる病気で、主に口腔内の乾燥を伴います。50歳から60歳の方に多く見られ、特に女性に多いとされています。自然に治ることもありますが、悪性リンパ腫に移行するリスクがあるため、注意が必要です。 ↩︎
- 【注釈】第一選択はステロイドで効果が期待できます。高用量で開始し、少しずつ減らして様子を見ながら維持量をきめます。維持療法は1~3年とされていますが、残念ながらしばしば再発します。 ↩︎
- 【注釈】免疫とは、私たちの体をウイルスなどの外敵から守る防衛軍です。しかし、その防衛軍が突然私たち自身を襲ってくることがあるのです。そのような異常事態に陥った状態が、関節リウマチ、重症筋無力症、全身性エリテマトーデスなどの「自己免疫疾患」と呼ばれる病気です。襲われっぱなしでは、体が壊れてしまいますから、免疫を押さえる必要があります。免疫を抑制する薬剤が必要になります。
免疫抑制剤の種類には、ステロイド薬、カルシニューリン阻害薬、プロスタグランジン合成阻害薬と呼ばれるものがあります。 ↩︎ - 【注釈】満月様顔貌と翻訳される医学用語ですが、顔が満月のように丸くなってしまう状態です。最もよく知られている原因はステロイドの副作用です。おつらい経験でしたでしょう。 ↩︎
- 【注釈】一言でいうと、ステロイドは何にでも効くぐらいの万能薬です。ですが、その副作用は実にたくさんあります。例えば、感染症、離脱症候群、精神障害、糖尿病、ムーンフェイス・野牛肩、消化性潰瘍、骨粗鬆症、緑内障・白内障、高血圧などなどです。この方のようにステロイドが投与された患者では深部静脈血栓症のリスクが3 倍に上昇するとの報告もあります。 ↩︎
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